オープンシステム

響屋はオープンシステムによるCM分離発注方式での住宅づくりをします。

オープンシステムとは

オープンシステムとは株式会社イエヒトがつくったCM分離発注方式での建築システムです。

 米国で多く用いられている建設生産・管理システムの一つであり、発注者の側に立って、設計・発注・施工の各段階において、設計の検討や工事発注方式の検討、工程管理、品質管理、コスト管理などの各種のマネジメント業務の全部または一部を行うものです。

 そして、そのコンストラクションマネージャーが分離発注方式で工事を発注する方式をCM分離発注方式と呼びます。

 オープンシステムでは、そのコンストラクションマネージャーを設計事務所の建築士が行います。

住宅を建てる方法は大きく分けて3種類ある。

①ハウスメーカー・ビルダーに依頼する
②工務店、建設会社に設計と工事をまとめて依頼する
③設計事務所に設計を依頼し、工務店、建設会社に工事を依頼する。

 私はこの3種類の会社で働いたことがあるのですが、こだわった家づくりをするのであれば、やはり③だと思いました。

 現に、本屋さんで見かける住宅の雑誌に出ている建て物は、ほぼ9割が設計事務所が設計した建物です。
 ですが、この建て方というのは価格が高くなりがちで工事費の坪単価70万以上あたりまえです。
 それに設計料が工事費の10%かかってきますので、40坪の家なら40坪×70万=2800万+設計料280万で合計3080万です。

そこで目を付けたのが設計事務所が設計して分離発注方式で建てる方式でした。上記3種類の建て方にはない方法です。

分離発注方式は、①②③のように一つの会社に家を建ててもらう方式(一括発注方式)ではなく、複数の専門工事業者に直接依頼して建てる方法です。

オープンシステムのメリット

コストダウン

CM分離発注方式のメリットですが、もちろんコストダウンができるという点でしょう。

設計事務所がCM業務を行えば業務が増えるので報酬は頂きますが、
工務店、建設会社が入らない分、大体5~10%コストダウンできる理屈になります。

施主支給が容易

 「業者さんの見積もりよりネットの方が安いのですが…」なんてことがザラにあります。

ネット購入にもメリット・デメリットがありますが
それをふまえて購入すればものすごく安く手に入りますし、面白いものが手に入ったりします。
もうそういう時代なんだと私は思っています。

より良い家づくりができる

設計した本人がコンストラクションマネージャーをすれば、その家のことを一番わかっている人ですから、必然的に建て物はよくなります。

やはり人間ですから間違いだってありますが、頻繁に現場に通い進捗を見ることで、設計段階に気がつかなかった点を修正できたりもします。

オープンシステムのデメリット

お客さんのやることが増える

 専門業者に直接発注するということは①②③では一度で済む契約という行為を業者の数だけ(20回くらい)やらなければいけないということです。
 そして、その数だけ支払いがあります。(出来高払いの場合はさらに増えます)これは実に面倒くさいことです。

 しかし今はインターネットの時代。インターネットバンキングなど使えばかなり楽にはなります。

少しはオープンシステムのこと、分かっていただけたでしょうか?
もっと詳しくオープンシステムについて知りたい方はこちら